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 【南京(江蘇省)=戸田敬久】欧州連合(EU)は30日の中国との首脳会議で、温暖化ガスの排出削減を定めた数値目標の引き上げを検討すると表明した。2020年までに1990年比で20%削減する目標を30%に上積みする方向。中国などが数値目標を公表したのを受け、国際社会に一層の排出削減を促す。

 12月に第15回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)をひかえ、EUと中国は国際的な枠組みなどを協議。EU議長国スウェーデンのラインフェルト首相は「中国の指導力なくしては気候変動の問題を解決できない」と強調した。そのうえでEU側は中国による独自の数値目標の設定を評価した。

 EUはこれまで温暖化ガスを20%削減する目標を掲げてきたが、これを30%に引き上げ、ほかの先進国や途上国に一層の努力を求める構えだ。中国は国内総生産(GDP)を一定額生み出すために排出する温暖化ガスの量を20年までに05年比で40~45%削減する目標を発表している。(12:52)