2008年10月22日  CNN co jp

ロンドン(CNN) 地球の温暖化がこれまで予想されていたよりも、より速い速度で進行していると、世界自然保護基金(WWF)が21日、最新の研究結果を基にした報告書を発表した。2013─2040年には、夏の間の数カ月間、海氷が消滅する恐れがあると警告している。
地球温暖化については、昨年ノーベル平和賞を受賞した気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が、危険な状況あると報告している。しかし、WWFは、IPCCが予測したよりも、より速い速度で事態が進行していると指摘している。


IPCCは今世紀末までに、世界の海水面が0.59メートル上昇すると推測していたが、WWFによれば上昇幅はこの倍以上になると見ており、沿岸部で暮らす数百万人が危機に陥ると警告。


また、気温上昇はすでに農作物にも影響を及ぼしており、ここ数カ月で小麦や大麦、トウモロコシの収穫量が減少したと見られている。また、欧州では北海やバルト海域の気温が観測史上、最も高くなったほか、地中海沿岸部では干ばつが増加した。


ティン博士は、「地球の気温は過去50年間、地球全体の平均から4倍以上の速度で、上昇してきた」と述べ、来年春に発表される詳しい南極の調査結果により、気候変動の影響がより子細に判明するだろうとしている。